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治療の予後

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前回私が書いたブログ『治療の回数』につながる話です。

歯の大きさは大きくても10mm前後。虫歯ができるたびに削っていくとすぐに神経にまで到達し、神経の処置→被せる→・・・歯の量が少なくなる悪循環。平均的に4回ぐらいが再治療の限度ですよ。という話でした。

では、その1回の治療で何をしたら歯の延命を図ることができるでしょうか?

 

1.なるべく歯を残す。

2.精度の高い詰めもの・被せ物を入れる。

 

これに尽きると思います。

 

歯を残すとは強度的な問題がなければ虫歯の部分だけ埋める。

(こんなに良くなる治療例:『トンネリング』参照)

 

精度を上げるには正確な型を採って、操作性の良い材料で作製する。

(こんなに良くなる治療例:『印象』参考)

 

ちょっとでも歯を多く残し詰め物・被せ物を長持ちさせて、不必要に歯を触る機会を作らないことが一番効果的だと思います。

 

虫歯が大きければその分時間と手間がかかってきます。

そうすると限られた時間・材料で治療を行う保険診療では限界があります。

 結果、材料や時間に制限のない自費診療を勧める機会がどうしても多くなってしまうのです。

 

虫歯の本数や大きさによって保険診療と自費診療の選択肢が変わってきますから、後で「知らなかった」が無いように十分に説明し、納得していただきたいと思います。

 

ご不明な点があればご相談ください。

                                      歯科医師 三留弘之

 

 

 

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