月に1度症例報告を行っています。
主に歯科医師と歯科衛生士が演者となり、
普段行っている治療を写真で記録し、パソコンでスライドを作り皆の前で発表します。
どういう目的で治療方法を選んだのか、進行状況と結果を皆で比較検討するのが目的のひとつです。
第三者の目が入ることにより気づかなかった点が見えてきます。
より侵襲の少ない方法・期間が短くできる方法・より精度が上がる方法、
細かい点を修正し、より高度な治療を目指していきます。
もうひとつは治療方法について共通の認識を持つということです。
医療は日進月歩の世界です。日々新しい治療方法・道具・薬剤が生まれているといっても過言じゃありません。
どんなに高度な治療法も正しく使えなかったら意味がありませんし、正しい知識と技術があって初めてよい結果が生まれます。
症例報告会が始まって2年と半年が経ちました。
褒められることもありますがただただ反省する場面も珍しくありません。
それだけ医療とはシビアな世界で行っているということですし、
それを自覚する意味でもこの症例報告会は貴重な時間です。
歯科医師 三留弘之